地元のパン

●パンに旅をさせるな
 喫茶店の定番メニューとしてやはりトーストは欠かせません。余計な調理をするより、おいしい食パンをオーブントースターで焼いただけのトーストこそ、何よりおいしい喫茶店メニューです。
 それだけにトーストはごまかしがききません。特に素材のパンの出来不出来は決定的です。
 豆腐に旅をさせるなという言葉がありますが、パンにも旅をさせられません。パンはできる限り近くの店で焼いたものを使いたいものです。このため真理庵の開店時間は11:45なのです。庵主一人でやってる真理庵は、庵主が出かけると店を閉めねばなりません。真理庵で使用しているパンは11:30に焼き上がります。それを仕入れてからでなければ真理庵も開店できないのです。
 さて庵主が選んだパン屋さんは、市が尾駅から坂を上って東名をわたる鶴蒔橋のところにあるマ・フィーユというところです。
マ・フィーユとはフランス語ではMa Fille(わが娘)ですが、当初はMa Fillesと書いてありました。どこからか注意があって直したのでしょうが、今でも店舗の看板などにはsが残っていたりします。ちなみに複数形つまり「わが娘たち」ならMes Filles(メ・フィーユ)にならねばなりません。

●トースト
 トースト用のパンは、パン・ドミを用いています。バターのかわりにプルーンピューレを用い、卵を使わず、カロリーが低く、食物繊維やミネラルが豊富という特徴があります。実際に食べてみると、とてももちもちとしています。

●ジャムバーついてます
 トーストセットをご注文の方は、お好みでジャムバーのジャムをつけてお召し上がりください。