ほんもの●世の中、ニセモノが多すぎる真理庵のコンセプトは「ほんもの」ということです。「まがいものを排し、ほんものを出す」のが真理庵庵主の皆様へのおもてなしです。 ●ほんものの音楽 真理庵でかけている「古楽」がどういうものかは「古楽とは」をご覧ください。 さまざまなジャンルの音楽の中からクラシック、それも古楽を選んだのは、魂の癒やしにぴったりの音楽だからということですが、決してクラシック以外の音楽がにせものだと主張するものではありません。 真理庵が提案する「ほんものの音楽」とは、ジャンルのことではありません。音楽の聴き方です。 最近は生演奏はおろか、しっかりしたオーディオ装置も持たず、スマートフォンと小さなヘッドフォンで音楽を聞くのが一般的になりました。もちろんスマホもそこそこいい音がしますし、どこでも音楽が聴ける利点は何ものにも代えがたいものです。決して否定はしません。しかし、それだけが音楽の楽しみ方ではありません。やはりしっかりしたオーディオ装置のスピーカーの響きを、空気と部屋の振動を通して味わってこそのよい音楽です。真理庵は狭いので、立派なでっかいスピーカーを置くことができませんが、小さいなりにしっかりしたオーディオ装置を用いています。詳しくは「オーディオ」をご覧ください。 またピアノも、アップライトながら、チェコのペトロフ社製の古風なひびきのするものを用いております。→「ピアノ」。 ●ほんものの珈琲 珈琲に限らずすべてのお飲み物、お食事を、ほんものだけで作ります。詳しくはそれぞれの項目をご覧ください。 ●ほんものの癒し ファストフードのようなせわしない空間ではなく、心の底から落ち着いて、長時間くつろげる空間をご提供いたします。 時々「カラオケはありますか」と言って入ってくるお客様がいらっしゃいます。真理庵の入っているフロアの他店がことごとくカラオケを入れた飲み屋だからなのかもしれませんが、カラオケをなさりたい方はそういうところにいらしてください。確かに自分で歌うのは気持ちいいものです。しかし他のお客様の、失礼ながらお世辞にも上手でない歌を聞いて楽しいですか。それと同じことをあなたはしているのですよ。他のお客様や店員の拍手は気持ちが全然こもってないでしょう? 他のお客様はあなたが歌っている間、次の曲を探してますよ。カラオケは酒を飲みながらでなきゃ成り立たない音楽活動です。こんなのはほんものの音楽ではないし、ほんものの癒やしとは言えません。 ほんものの茶菓を味わいながらほんものの音楽を聴いてくつろぐことこそ、ほんものの癒しであると考えます。 ●喫茶店であるとは 食品衛生法施行令第35条では、飲食店営業と喫茶店営業とを分けています。喫茶店のポイントは「酒類以外の飲物」または「茶菓」を出すということです。よく、喫茶店とカフェってどう違うのということが話題になりますが、法律上は、酒を出すのがカフェ(飲食店営業)、酒を出さないのが喫茶店ということになります。また、「茶菓」の明確な定義はありませんが、食事メニューがいっぱいできちゃうと、やはり喫茶店ではなく飲食店ということになるのでしょう。 法律上の設置基準はどちらも同じなので、真理庵は「飲食店営業」ということで届けを出しております。ですから法律上はお酒を提供することができます。 しかし喫茶店として届けてもカフェと名乗ったり、飲食店として届けても喫茶店と名乗ったりというのは自由です。真理庵が喫茶店であるというのは、法律上の分類ではなく、真理庵のポリシーにかかわることです。 つまり、上に書いたように、珈琲(を含めたお茶)を大事にする、癒しとくつろぎの空間であることを大事にする、ということです。 お客様みなさまも、真理庵の趣旨にご理解を賜り、真理庵を訪れてくださいますよう、よろしくお願いいたします。 ●禁煙です 愛煙家の方には申し訳ありませんが、真理庵は禁煙です。喫茶店は煙草が吸えるところというのは昔の話です。体へのやさしさを考えてのことです。 |